マリーゴールド

【学 名】  Calendula officinalis
【分 類】  キク科キンセンカ属
【別 名】  キンセンカ、トウキンセン
【種 類】  一年草
【草 丈】  30cm~60cm
【原産地】  ヨーロッパ南部
【精油成分】  サポニン


古代エジプトでは若返りの妙薬とされ、インドのヒンドゥー教徒は
祭壇をこの花で飾り、ペルシアやギリシャでは美しい花びらを料理に添えて
つけ合せや薬味としていました。
しかし残念なことにあまりいい香りはしないので
ドライフラワーにして、リースやポプリの彩りに使います。

抗炎症作用、生肌作用に優れたハーブで、皮膚に対する働きは
カモミールと同等、あるいはそれ以上かもしれません。
吹き出物を抑え、腫れをひかせ、痛みをとる効果に優れ
飲用や湿布、塗付して用います。ローションにすれば
素肌をしっとりと滑らかにし、髪には美しいつやを与えるリンス剤になります。

また17世紀の処方によれば、あらゆるタイプの解熱や
心臓病にも使われていた記録があり、頭痛、歯痛、悪寒の治療薬にもなっていました。
金髪女性は美しい金髪を保つためにこの花を用いました。
花弁はシルクや羊毛の黄色系の染色にも適しています。
ミョウバンを媒染剤として染めると、木綿に対してもきれいなレモンイエローに染まります。
花弁だけでなく、茎や葉も一緒に刈り込んで染めると褐色がかったグリーンが出ます。


マリーゴールドには大きく分けて、ハーブに使う「ポットマリーゴールド」と
芳香に癖があり成分も異なるため主に観賞用にされる「マリーゴールド」があります。

英名のポットは食用にできる山菜・野草の意味であり
学名の「Calendula officinalis」は、“薬効のあるキンセンカ属の”という意味です。
ポットマリーゴールド(キンセンカ)を単にマリーゴールドと
呼ぶ人がいるので時に混同されることがありますが
ポットマリーゴールドは冬型、マリーゴールドは夏型で別物です。
単にマリーゴールドという時は
南米産のクジャクギク(フレンチマリーゴールド)や
マンジュギク(アフリカンマリーゴールド)のことを指し、こちらは観賞用です。

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